• マーク・ケイ

不思議なリング

最終更新: 2018年9月1日




2003年3月24日のことです。


ファンであるイギリスのロックバンドが日本公演を行うことになり

東京・渋谷にある、とあるライブハウスに観に行くことにしました。


当時、会社員だった私はこの日が月曜日だったこともあり仕事がある為に泣く泣く観に行くことを諦めていたのですが、公演の直前に休みが取れ、一か八かで当日券を目当てにして東京に行くことにします。


会場に到着したのが開場時間の少し前。当日券の販売時間はとっくに過ぎています。恐る恐る窓口に行って「当日券を1枚・・・」と告げると「先ほど、完売しました」の声。


「せっかく東京まで休みを取ってやって来たのに・・・少し無謀な旅だったかな」などと考えながら、呆然と立ち尽くしていると、1人の女性が近付いて僕に話しかけて来ました。

「あの...もしかしてチケットをお持ちではないのですか?チケットなら1枚余っているのですが、良かったらどうぞ」


私はこれ幸いと安堵しました。


「売り切れで困っていたんです。良かった〜その1枚売って頂けますか?」

そんなやり取りをしている間に、開場時間になり、チケットを譲ってくれたその女性とともに会場の中に入り、公演が始まるまでの間、雑談を交わします。


そして客殿が落ち、ステージにバンドが登場します。


大好きなバンドのライブがやっと観れる至福感に満たされながらライブを思う存分楽しみました。


2時間ほどのライブが終わり、暗かった客席側の照明が点灯すると、私は改めてお礼をその女性に告げました。そうすると、女性は持っていたバッグの中から何かを取り出し、私に手渡したのです。


それはシルバーリングでした。「2Face」というデザインのものです。


「微笑みを浮かべた仮面」と「悲しみの表情を浮かべた仮面」が並んでいるもので、ロックが好きな僕はあのモトリー・クルーのアルバム「シアター・オブ・ペイン」のジャケットを思い出しました。


「これをもらって頂きたいんです。今日のご縁の印に。メキシコの先住民族(インディアン)が彫ったものなんです」とその女性。


シルバー・アクセサリーが好きだった私は、女性の唐突な申し出に少し困惑しながらも、そのシルバー・リングを有り難く頂戴しました。女性はライブハウスを出ると、私に別れを告げると足早に去っていきます。


福岡に戻って、その「2Face」の意味を調べてみると、非常に深いもので、自分にも当てはめることができ、示唆にとんでいることが分かります。そこにはこう書かれていました。


『「喜び」と「悲しみ」相反する2つの感情を表現していることから『人生』を表している。人生は「嬉しかったり、楽しかったり」することもあれば「悲しい、辛い」ことも多々ある。しかし、その表情をしているのはあくまで「仮面」であり、本当の自分自身はそうした人生の浮き沈みに左右されることのない、心に強い「芯」を持って生きていくことの「証」を意味する』


仕事の休みが急に取れたことも不思議ですし、完売になっていたチケットを偶然出くわした女性から譲って頂けるというシチュエーションも不思議です。そしてその女性がちょうど1枚チケットが余っていた事実も。まるでそのチケットは私のために用意されていたような・・・


考えると不思議なことはたくさんありますが、実は本当に不思議なのはこれからです。


そのリングは気に入って毎日のように右手の中指につけていました。

ある時に、街を歩いていると、突然リングが指から外れ、足下に転がってしまいました。多くの人が行き交う繁華街だったので、周囲を歩いている人の足に蹴られながら、リングは歩道の脇にある側溝に落ちてしまいました。


しばらく呆然と、歩道に開いた側溝の穴を見つめていました。素手で容易に開く様な側溝ではなさそうですし、かといって拾う為に手を入れられる様な大きさの穴でもありません。

「何かの身代わりになってくれたのか、1つの転機が訪れたのか、それは分からないけど、僕の指から消えたということは、何かの意味があるはずだ、諦めることにしよう」

そう言い聞かせました。


そしてその日の夜に自宅へ帰って、明かりをつけてテーブルの上にふと目をやると、何と側溝に落ちたはずの指輪が、そこに置いてあるのです。


確かに、その指輪を出掛ける時につけて、そして歩いている時に、外れ、そして自分の足下に落ち、周囲を歩いている人の足に蹴られた勢いで側溝に落ちて行く瞬間までを、この目で見ていました(当日、一緒にいた友人もこの光景を目撃しています)。


もし自宅に忘れたままであっても、普段リングは別な置き場所があり、そのテーブルに置くことはありません。


何度も、そのリングの隅々を見ました。間違いなく、あの「2Face」です。刻印も全く同じ。リングが戻って来た喜びよりも、恐怖と驚きが先に立ち、その日は眠れませんでした。

このリングの不思議は、これでは終わりませんでした。


実は映画館の中でも、落としてしまったんです。

上映中に、飲んでいたドリンクをドリンクホルダーに戻した後、床で金属音がしました。もしかしてと思い、右手の中指を左手で確認すると、リングがありません。


このリングはフリーサイズで、緩めたり、締め付けたりが出来るので、時間帯によっては緩く感じたり、きつく感じたりもします。この時は緩くなっていて、外れ易くなっていたのかもしれません。それにあの側溝に落とした日も、恐らくそうだったのでしょう。


とにかく上映が終わって、照明がついたら、すぐ足下に落ちているはずだから拾おう。そう思って、大して気にせずに映画を観続けました。


そして映画の上映が終了し、照明がついたので、足下を確認します。しかしどこにも見当たりません。もしかしたら、意外と遠くまで転がって行ったのかもしれないと、場内を清掃していた係の方に、そのことを話し、見つかったら教えて下さいと、清掃が終わるまで、館外で待つことにしました。しかし、リングは見つからなかったとのこと。


そんな時にふと、前回の件が頭をよぎりました。また自宅のテーブルの上にあるのかもしれない。もし、そうだったらすごいことだ。


怖いのですが、期待しながら、自宅へ急ぎました。

ドアを開けて室内へ入ります。そしてテーブルに目をやりますが、リングはありません。

今度こそ、本当に失くしてしまったのかと、がっかり。


そして、何となくなのですが、ポケットに違和感を感じたので、履いていたジーンズのポケットに手を突っ込むと、何かが入っています。取り出してみると、あのリングだったんです。右手の中指につけていますから、もし指からすり抜けて落下し、座っていた僕のジーンズのポケットに偶然に入ってしまったとすると、そのポケットは右側のはずです。しかし、リングが入っていたのは、左側のポケットです。しかも、映画館を出て帰宅するまでの間に、何度かポケットの中に手を入れています。


その日、1日の自分の行動を何度も振り返ってみましたが、確かにリングを映画館の中で落としたのは間違いがないようです。


外出先で失くしても、その度に戻って来るシルバー・リング。

まるで意志を持っているかのようなこのリング。


最初は怖かったのですが、今では愛着がわき、大事なお守り代わりです。

このリングは私の手許に来るべくしてやって来たのでしょうか。


そしてあの女性は・・・



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