• マーク・ケイ

神様は和歌で話す

最終更新: 2018年10月22日


春日大社 二之鳥居


神社仏閣で不思議な体験をしたという方は多いでしょう。


神社仏閣に参拝した際に、神仏から歓迎されているサインとして、よく以下の例が挙げられているのをお見受けします。


一に、拝殿の中から風が吹く

二に、祈祷や結婚式に頻繁に出会う

三に、人払いが起こる(参拝中に自分以外の人がいなくなる)

四に、天気が急変する(雨が突然やむ、晴れ渡るなど)

五に、動物、昆虫などに遭遇する(猫、蛇、トカゲ、蝶、鳩など)など・・・


これらはよく知られている例ですね。


これまでに行かれた神社仏閣でこの中のいくつかに遭遇された方は多くいらっしゃるかと思います。


もう一つ、これ以上にない「歓迎のサイン」があることをご存知でしょうか。


それは「神様(若しくはその神使)が、直々に人間の姿を以って、参拝者を迎え導く」ということ(厳密に言えば "そうとしか考えられない" 事例です)。


これは私自身の体験と、複数の方が体験した話です。


奈良の東大寺を参拝した後で、春日大社に向かおうと春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)を経て石灯籠が並ぶ神秘的な参道を歩き、二之鳥居を超えたところでした。ちょうど上の画像の奥辺りですね。


品の良い着物を着た高齢の男性が、前方数十メートルの所にいてこちらを向いてニコニコ笑っているのです。最初「愛想の良い人だな」「どこかで会ったことのある人かな?」「会ったことがある人ならば、こちらが覚えていないと失礼になるな」と思いながら、その男性の顔を見つめつつ「誰だろう」と困惑しながらも距離を詰めていきました。


その男性の目前まで来た時に笑顔のままこう言われたのです。


「よくおいでになられましたな」


私は「はい、ありがとうございます」と咄嗟に言いました。


すると男性は一句の和歌を詠み始めたのです。

今でも悔やんでいるのですが、この日1日はこの男性が詠んだ和歌を覚えていたのですが、翌日になると不思議なくらい全く思い出せなくなりました。


ただ一つ覚えているのは「水の流れ」に関する和歌だったこと。

そして、当時の私の個人的状況から、その和歌の内容が自分自身に当て嵌まり、とても胸に染み渡ったことだけは記憶にあるのです。


和歌を詠み終えた男性は「ゆっくりとご参拝なさって下さい」と笑顔で見送って下さいました。私は会釈をして歩き出しましたが、振り返るとその男性の姿はもうありませんでした。


その男性との出会いの体験で思い出したのは、「宇佐神宮」に現れるという"神使"の話です。


「宇佐神宮」と私の関係性についてのお話は、長くなりますので次の機会に譲ることと致します。


実は15年ほど前「宇佐神宮」で謎の老人に出会ったという体験談を複数見聞きしたのです。どのお話も共通するパターンがありました。


そのお話はこうです。「宇佐神宮」の大鳥居をくぐって参道を歩き、手水舎で身を清めて夫婦石のある石段を登り切ると県指定の重要文化財「宇佐鳥居」があります(若宮神社がある場所です)。そこで白い着物を着た「白髪のおじいさん」から声をかけられて「和歌を詠まれた」「境内をご案内しましょう」と言われたというのです。


この体験談は某SNSにも書き込まれており、何人もの人が「私も遭遇した!」と興奮気味に書き込んでおられました。中には「神社の神職の方ではないか」「一般の参拝客ではないか」というご意見も寄せられていたのですが、体験者のお一人がこの体験の直後、社務所に立ち寄って「神社を案内する神職の方がいるのか」という質問をしたところ「そのような職員も神職もいない」とお答えになったそうなのです。


では、この「和歌を詠み」「境内を案内しましょう」と語りかける「白髪のおじいさん」は一体誰なのでしょう?


奈良の春日大社で私が出会った「高齢の男性」と、多くの方が宇佐神宮で出会った「白髪のおじいさん」は神様なのでしょうか。それもと神使なのでしょうか。私には一般の「奇特な」参拝者だとは到底思えません。


神仏、特に神道系の神様が人間に対して話す時は「和歌」を用いたり、古語を用いるといいます。御神籤にも和歌が添えられています。神様が現代語を用いて流暢に話されることはまずありません。


「お稲荷さんと霊験譚」(内藤憲吾 洋泉社)にも神様が和歌で話されるというお話が書かれています。「神社」と「和歌」は切っても切れない深い関係にあるのです。


かつては神社に和歌が奉納されていました。神様は和歌をとても喜ばれるとの信仰があり、これを奉納することによって神のご加護を得ようというのです。この風習は平安時代頃より始まったとされ現代にまで脈々と受け継がれています。


「お稲荷さんと霊験譚」に登場するオダイ(稲荷信仰の霊能者)の故砂澤たまゑさんも「神様は歌でお答えになる」と言い、ご自身も和歌を詠む練習をしておられたそうです。神様と語らうには必要不可欠なコミュニケーションツールであったのかもしれません。


神様の詠まれる和歌は「神歌」といい「続古今和歌集」「詞花和歌集」などにも収録されています。


「お稲荷さんと霊験譚」には国学者の安田章生氏のこのような見解も書かれています。


「歌というものが、神の御心の表現形式として最もふさわしいものであることは認めていいと思われるし、少なくとも当時の人々がそのことを信じていたことは確かである」


「御朱印」「パワースポット」などがメディアでも取り上げられることが多く、神社仏閣へ参拝に行かれる方も増えています。もし、神社などで「和歌を詠む高齢の男性」に会ったら、それは神様かもしれません。


私が出会った「着物を着た高齢の男性」も、宇佐神宮で多くの人が出会った「白髪のおじいさん」も、それが神様でも、神使でなくても良いのだと思います。一般の参拝者との心温まる出会いの体験なのかもしれません。大事なのは「これは神様なのではないか」「これは神様からのメッセージではないか」と想像出来る心の余地です。そういう純粋な気持ちにこそ神性が宿るのです。


追記:「宇佐神宮」は上宮から出て、若宮神社を前にして左側の階段を降りる下宮コースを必ず帰路に選んで下さい。階段を下り切ると下宮へ向かう石畳の参道が長く伸びていますが、ここではよく美しい色をした蜥蜴が目撃され神使なのではと言われています(宇佐神宮の正式な神使は鳩です)。非常に気持ちの良い場所です。また摂社、末社が数多く敷地も広大ですので時間に余裕を持って隅々まで参拝されることをお勧め致します。更に時間に余裕がおありの場合は大許山の大元神社(宇佐神宮奥宮)への参拝も是非。非常に霊験あらたかな神域です。



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